• 日本食研グループのシンクタンクとして「食」を分析し、食ビジネス活性化のための情報発信を行います

飲食店事例:創作惣菜 てんこもり 様

新店オープン!商圏に住んでいる人はどんな人?どんなニーズがある?

クライアント紹介:創作惣菜 てんこもり様

対談画像

年商20億円のアパレルECサイト運営から、外食市場進出へと業態転換を図る。2021年2月12日に創作惣菜店てんこもり1号店をオープン。素材や調理法をひとつひとつ吟味し、美味しさを積み重ねていく開発力を武器に多店舗展開を企画中。

ECサイト運営の経験からお客様目線のマーケティングの重要性を熟知しており、店舗コンセプトや看板メニューの選択を追及していた。

関西では「から揚げ」より「とり天」がチャンス?

新しいお店の看板メニューとして、当時から揚げのテイクアウトが流行っていたこともあり、てんこもり独自のから揚げを開発しようと考えていました。そんな時、たまたまFABEX関西で食未来研究室の講演を聞いたんですね。

外食関係のセミナーは色々聞いていたんですが、講師の方の経験則からのお話が多かったのですが、食未来研究室の講演は豊富なデータをもとに関西市場を分析していたので驚きました。

関西では鳥料理の中でもとり天が伸びていることを聞き、もしかしたら競合の少ないとり天の方がチャンスなんじゃないかと思いました。具体的な背景やフレーバー、謳い文句などメニュー開発のヒントをもらいたいなと思って、講演の後に直接お話をさせてもらいました。

自店の近くに住む人はどんな人?商圏分析でニーズを把握

対談画像

駅近くの良い立地の物件が借りれたのですが、商圏内にどんな方が住んでいるのかは分かりませんでした。実際に歩いてみてご年配の方多いなとか、競合になりそうなお店もいくつかあるなと自分なりには分析していましたが、それをどうメニューや売価帯に落とし込むかについては少し迷いがありました。

そこで食未来マーケティングパッケージによる分析を依頼し、商圏分析、ターゲットの選定、サブメニュー、売価帯などを提案してもらいました。人口や世帯数、年代、家族構成だけでなく、飲食店やコンビニ、スーパーの出店状況なども参考になりました。ここの競合店舗のないエリアの人たちをターゲットにしたらいいんだなって。

データをいかした開発事例

●単身世帯向けにサラダを品揃え

商圏内の世帯形態別のデータを見ると単身世帯が大阪全体より多いことが分かりました。単身世帯の特徴として、サラダ支出が高く、伸びてきているので品ぞろえに追加しました。

●とり天にトレンドの「塩麹」、「ヤンニョム」を品揃え

とり天に使われる調味料を調べると「塩麹」が上位に入っており、使用頻度も増えてきており塩麹を訴求したとり天をラインナップに組み込みました。
2020年から第4次韓流ブームが来ており、2020年のインスタ流行語大賞食べ物部門でヤンニョムチキンは第9位。若い層を取り込むためにヤンニョム味も品揃えしました。

●商圏内の競合店の価格分析から売価を設定

競合となる近くの飲食店のランチ、スーパーやコンビニなどの弁当の売価帯を調査。お客様に満足してもらえる商品と売価帯のバランスを導き出しました。

●店舗周辺エリアの来客時間から開店時間を設定

周辺の小売店の曜日別時間帯別来客ボリュームを調査し、いつ、何時頃にお客様が良く利用されているかを把握。午前中のニーズにも着目し開店時間を早めることにしました。

食未来マーケティングパッケージのここが良かった!

ネット上にあるアンケートデータを参考にコンセプトや商品開発をしていましたが、回答者の理想や期待が入ってしまっている感じがして、いまいち信頼できなかったんですよね。食未来マーケティングパッケージで使われているデータは種類も豊富でそれぞれが信憑性の高く、それをもとにした提案にも納得感がありました。飲食店の経営にあたって、センスや経験はもちろん必要ですが、事実データからの裏付けもあると方向性に自信が持てます。

ゆくゆくは全国に100店舗を展開したいと思っています。地域、都道府県によって文化や食習慣など様々だと思いますが、それぞれに適したメニューや特徴を提案してもらったり、これからもいろいろと相談させていただきたいですね。

  • 商圏分析からターゲットや競合などを正確に把握できる
  • 豊富なデータをもとにした、ターゲットやトレンドをとらえたメニュー開発ができる
  • 事前ヒアリングを元に自分にあった提案を受けられる

店舗名:創作惣菜 てんこもり
住所:大阪市阿倍野区昭和町5-9-24
電話:050-1002-2255
ホームページ:https://tenkomori105.shopinfo.jp/
Instagram: @tenkomori105

内容のお問い合わせ、各種ご依頼はこちらから

食未来研究室ではデータ分析によるコンサルティングを行っております。
量販店や外食店、それぞれの企業の販売データと今の市場動向を比較して、強みと弱みの現状を把握することができます。販売データ×市場データの分析で更なる発展に向けた戦略立案のお手伝いを提案します。
お問合せはこちらからお願いいたします。