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新型コロナウイルスのスーパー惣菜部への影響は?
その②:おかず惣菜で伸びてきている焼物惣菜、食事づくりを手助け

先週は直近のスーパー惣菜部の状況について、おかず惣菜に注目した記事を投稿させていただきましたが、今回はその続きとなります。

こちらは前回も紹介させていただいた、おかず惣菜の種類ごとの前年同期間比です。(図①)前回は落ち込んでいる揚物について、その背景にあるコトと対策事例を記事にしましたが、今回は伸びてきている焼物惣菜について取り上げてみます。

一般的にスーパーの来客数のピークは、お昼の11時台と夕方の17時台となっており、惣菜部の売上のピークはそれよりも約1時間遅れの11~12時台と17~18時台の2つのピークがあります。(図②)この2つのピークの時間帯において、コロナ騒動後はお昼のピークが伸びてきています。

焼物惣菜は、全体でも伸びてきているのですが、惣菜全体と同様にお昼の時間帯、特に平日のお昼で需要が増えてきているようです。(図③)

また、年代別では特に若年層の焼物惣菜の購入金額がコロナ騒動以前から前年を上回ってきているのが目立ちます。(図④)

データを詳しく見てみると、コロナ騒動後は週末土日よりも平日の伸びが維持されていることが特徴です。 具体的にどんな焼物惣菜が若年層に支持されてきているのでしょうか。

売上の大きい串物の焼鳥だけでなく、一口チキンステーキなどのチキン焼物も伸びてきており、またもともとは高齢に購入されやすい焼魚惣菜も伸びてきています。(図⑤)

焼鳥惣菜も、前回紹介した天ぷら惣菜と同じように、バラ販売中止の影響で、200~300円台の2~3本パックが伸びてきているのですが、焼鳥の場合は400~500円台以上の5~6本以上入った大パックも伸びてきているところが特徴となっています。

焼鳥惣菜が平日のお昼時に購入されることが多くなってきている背景には、焼鳥惣菜をアレンジして簡単にお昼ご飯の準備ができるメニュー、例えば焼鳥惣菜を具材にした親子丼などの注目が高まってきていることもありそうです。(図⑥)

また、焼魚惣菜の方について、若年層に人気の焼魚メニューとしては、照焼き味のものや、パン粉焼きなどの洋風仕立てのものがあり、魚種では塩サバやブリ、サーモンなどの脂ののったものが好まれる傾向があるようです。(図⑦)

休校期間の延長や在宅勤務の増加で、毎日の食事づくりが大変だ、苦痛だ、というSNS上のコメントが増えてきています。そういった悩みに対して、おかず惣菜も上手に活用してもらえるような提案を惣菜部からも積極的に発信していけると、もっと喜んでもらえるのではないでしょうか。

次回以降で主食惣菜についての記事も紹介させていただきます。また見に来てくださいね!


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